阪神23年ドラ1右腕・下村が150万減で契約更改「期待に応えられなかった」 4月にTJ手術 「来年中にしっかり試合に投げて戦力になれれば」
右肘トミー・ジョン手術からの復帰を目指す阪神の下村海翔投手(22)が19日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、150万減の1450万円でサインした。(金額は推定)
下村は23年度ドラフト1位で入団。1年目から即戦力として期待されていたが、入団当初から右肘に違和感があり、春季キャンプでは慎重に調整を進め、ブルペン入りは2月10日に立ち投げで20球を投じた1度だけ。4月10日に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。
契約更改を終えた下村は取材に応じ「自分自身も思い描いたものとは違う形になってしまって、ファンの方とかもすごい期待してくれてたと思うんですけど。そういった期待に応えられなかったので、そこはすごい悔しい部分ではあるんですけど、球団の方も後押ししていただいて手術させてもらったので、そこは切り替えて、復帰に向けてこの1年間、リハビリをしっかり頑張ってきました」と振り返った。
すでにキャッチボールは再開。ブルペン投球などの復帰時期は未定だが、徐々に強度も上げていく。2年目の来季へ「来年中にしっかり試合に投げて、目標は1軍で投げることなので。最後その日本一とかリーグ優勝のチームの戦力になれればいいなという風に思ってます」と巻き返しを誓った。