阪神 藤川監督が「ファン感謝デー」で生あいさつ「一番上を見にいきます」FA大山、原口への気遣いも
阪神の「ファン感謝デー」が23日、兵庫県西宮市の甲子園で始まり、藤川球児監督(44)が就任後、初めてファンの前であいさつを行った。
藤川監督が「皆さま、おはようございます。新監督に任命されました藤川球児です」と切り出すと、大きな拍手が起こった。
続けて「まずは、今シーズンまで指揮を執られた岡田彰布監督に成り代わり、今シーズンのお礼を申し上げたいと思います。今シーズン、阪神タイガースは甲子園球場100周年でありました。今、後ろにいる素晴らしいメンバーたちが、熱い戦いを繰り広げてくれました。その指揮を執った岡田彰布監督の思い、それから先輩方のこれまでの思いを引き継いだ形で、来年阪神タイガース90周年になります。今日、森下、才木選手が来てないですけれど、来年は必ずここにいるメンバーで勝ちます!」と覇権奪回を宣言し、一層大きな声援と拍手を浴びた。
「とにかく、これだけ内野から外野までたくさんのファンが集まっていただけるのが阪神タイガースです。それを誇りに思い、来シーズン必ず、みんなで一番上をもう一度見にいきます」と改めて優勝を誓い、「人生の岐路を迎えている選手もいますけれど、どうか皆さま、温かい応援をよろしくお願いします」と国内フリーエージェント(FA)権を行使して、去就が注目されている大山と原口を気遣った。
最後に「今シーズンの疲れを皆さんで癒して、今日は短い時間ではありますけれど、選手たちと笑顔満載で精いっぱい楽しんでください。よろしくお願いします」と締めくくった。