阪神・小幡 400万増アップ査定も球団指摘「一番はケガ」 悔やむ離脱「どうしても143試合全部出たい」

 阪神・小幡竜平内野手(24)が27日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、400万増の2500万円でサインした。ケガで約2カ月にわたり戦線離脱した今季を踏まえて、来季は143試合出場を目指すことを宣言。体幹トレーニングの増量やアーモンドなどの間食で、強靱(きょうじん)な“シーズン完走ボディー”を作り上げる意向を示した。(金額は推定)

 年俸アップの評価を受けても、心残りが消えるわけではなかった。球団との交渉でも、「一番はケガのこと」を指摘されたという小幡。「『来年は出てナンボ』と言われたので、試合数にこだわりたいなと思います。どうしても143試合全部出たいという気持ちが、より強くなりました」。木浪との遊撃定位置争いを制し、つかんだポジションを1年間、手放さない心構えを示した。

 左太もも裏の肉離れによる離脱があった今季だが、20年の54試合に次ぐ、キャリア2番目に多い50試合に出場。「まだ100試合も経験してないですけど。毎年レギュラー取ると言ってきている中で、もっと具体的な数字を出した方がそこに向かっていける」とシーズン全試合出場の重みを受け止めた。

 実現へ向けてのカギも把握している。「近本さん、中野さんを見て、やっぱり体が強いなど。準備もトレーニングも近くで見て、それだけやれば1年間戦えるんだなというのは見ているので」。“最高の教材”を参考にして、オフの体作りに取り組む。

 ウエートトレーニングを積極的にこなすつもりで、「ただ、大きくなっても意味がないので、しっかり動ける状態で大きく、というのは考えています」と理想のボディーを説明。「体幹が大事になってくるなと、すごく感じたんで」と体幹トレーニングを増やし、重点的に鍛えていく。間食の重要性も認識しており、「常におなかの中に何かがある状態で。アーモンドだったり、脂も大事なので、そこは意識的にとってはいます」と打ち明けた。

 体を作り上げた先には、描くプレースタイルもある。「来年は7年目を迎えますし。もっとアグレッシブに、思いきりのいい選手になりたいと感じています。守備でもバッティングでも、思いっきりやりたい」。新シーズンは攻守で勝利に貢献して、143試合を戦い抜く。

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