阪神・山田 1軍デビューへ新グラブに刻む「桜梅桃李」の4文字 「それぞれの良さを出すっていうこと」とは

 「桜梅桃李」の精神で1軍デビューを目指す(撮影・北村雅宏)
 百崎(左)と走り込む山田
 外野で走り込む山田(撮影・北村雅宏)
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 阪神の山田脩也内野手(19)が27日、新たなグラブに刻む「桜梅桃李(おうばいとうり)」の精神で1軍デビューを目指すと誓った。桜には桜、梅には梅の美しさがあり、自分らしく生きるという意味の4文字。「それぞれの良さを出すっていうことですね」。オフは自分に磨きをかけることだけを考えている。

 この日は鳴尾浜で強化指定練習に参加。12月中旬には1日だけ動作解析の施設を訪問する。仙台育英の投手陣が通っていた場所。「体の使い方やどこを使えば出力を出せるかを勉強します」。今季の課題から訪問を決断した。

 高卒1年目の今季はファームで102試合に出場し、打率・217、0本塁打、13打点。「波が出やすかった」と連戦の大変さを痛感した。「いい日が続かない時があった。出力の出し方をもっと追求したい」。技術面よりも肉体面の強化が最優先事項。「一番はフィジカルをやろうと思います」とテーマを掲げた。

 近年では小幡や前川らが高卒2年目から1軍の舞台を経験している。「1軍に上がることを目指している。そこにはこだわってやっていきたい」。ただ、他人と比べるのではなく、「桜梅桃李」の気持ちは忘れない。藤川新政権で誰にでもチャンスはある。自分だけの花を咲かすために、厳しい冬を乗り越える。

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