阪神・森下 GG賞獲りに意欲 隣の“常連さん”と意思疎通強化「連携が取れれば防げる得点もある」
阪神・森下翔太外野手(24)が29日、来季のゴールデン・グラブ賞獲得に意欲を示した。「(賞を)獲れればいいなと思っています」と、隣を守る“常連さん”との意思疎通を強化し、虎の鉄壁外野陣形成の一翼を担う。
今季は129試合に出場して2失策。プロ2年目を終えて本拠地・甲子園の風にも慣れてきており、守備の精度は試合を重ねるごとに上がってきている。「自分の感覚であったり、その球場のイメージだったりも頼りにしながら」。2年目を終えてビジター球場での守備経験も蓄積。昨季にはリーグ外野手で5位タイとなる5補殺を記録した強肩も持ち、能力からしても十分射程圏内にあるタイトルだ。
今年は中堅を守る近本が4年連続の受賞を果たした。「外野手の中で連携が取れれば防げる得点もあると思う。そういうのは大事」。守備位置の決定や打球処理の際の会話は必須。右翼、中堅の関係をより強固にして守備指標を高めていく。
昨オフに続いて今オフもスローイングの強化も取り入れる予定。「(守備に必要な能力の)全部が上がればいいと思っている」。打つだけでなく守りでも聖地を魅了する。