阪神・桐敷 来季1億円で夢のスーパーカー買う!大幅昇給5500万増、8800万円で更改
阪神・桐敷拓馬投手(25)が4日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行って、5500万増の8800万円でサインした。球団の日本人リリーフ左腕では、21年の岩崎と並んで歴代最高タイの昇給額。来年は1億円の大台突破を狙って、夢だったスーパーカー購入をかなえることを誓った。また、木浪聖也内野手(30)は600万減の6500万円でサインした。(金額は推定)
2年連続で大幅昇給をゲットした。リリーフとしてブレークした昨年は年俸3倍での更改となった桐敷。リーグ最多70試合登板を果たし、43ホールドポイントで自身初タイトルの「最優秀中継ぎ投手賞」を獲得した今年も、年俸が2・7倍に跳ね上がった。球団からの高評価に、「まさかこんなに投げるとは思ってなかったので、ビックリしてるというか。1年間、1軍の戦力になれるように頑張ってきて良かったなって思います」と充実感を漂わせた。
“夢の実現”にも大きく近づいた。ドラフト3位で指名された21年、入団交渉後の会見で「活躍して年俸が上がったら、スポーツカーを買ってみたい」と思い描いた理想のプロ生活。昨年の更改後は「もっと年俸が上がったら」と及び腰だったのが、今年ははっきりとしたプランを打ち明けた。
「まあ、来年ですかね。来年買えるか、今考え中って感じです」
元々、車好きでF1などのモータースポーツ観戦が趣味。プロ1年目のオフに初のマイカーとしてレクサスを購入したが、“買い替え時”も視野に入ってきた。報道陣からマクラーレン、フェラーリ、ランボルギーニといったスーパーカーの画像を見せられると「カッコいいですよね」とニンマリ。「どれっていうのはないですけど、全部好きですね。ホントに(車種が)多いんで、ちょっとそこはいろいろ(考えて)。買えればなと思って」と憧れを全開にした。
来季も結果を残せば、1億円プレーヤーの可能性も高まる。「狙いたいというか、プロ野球選手になったからには、そういうところをみんなイメージされると思うので。そこには乗ってみたいなという思いはありますかね」。大台突破でスーパーカー購入という、最高のサクセスストーリー。「それを1個の目標にしようかなと思います」とモチベーションを高めて、V奪還シーズンに備えていた。
◆阪神のリリーフ投手の主な大幅昇給 直近では、岩崎優が2021年オフの契約更改で5500万増(9500万円→1億5000万円)を勝ち取った。この年はリーグ2位の41ホールドをマークしたほか、東京五輪でも金メダルに貢献。2022年には、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した湯浅京己が同年オフの契約更改で4200万増(500万円→4700万円)。2005年オフには、最優秀中継ぎ投手のタイトルでリーグ優勝にも貢献した藤川球児が同年オフの契約更改で5800万増(2200万円→8000万円)でサイン。