阪神からポスティングの青柳晃洋に米メディア辛口評価「マイナー契約の可能性」「2年連続そこそこのシーズン」
阪神からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す青柳晃洋投手についてMLBネットワークのジョン・モロシ記者が4日(日本時間5日)、自身のXで「阪神タイガースがポスティングの手続きを正式に発表し、MLBチームとの45日間の交渉が始まった」と伝えた。
同記者の投稿を受けて有力大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」は青柳に関する記事を掲載。「来週で31歳になる青柳は投手陣の層を厚くすることが予想される。タイガースでは先発だったが、サイドアームはブルペンで起用されることが多い」と記し、先発だけでなく、リリーフとしての需要もあることを示唆。1軍で12登板、2軍で11登板だった今季を「低調なシーズンを過ごした」と表現した。
投球内容の分析では、1軍で61イニングを投げて防御率3・69だったとし、「対戦打者数に対する奪三振の割合は13%でMLB平均よりも10%低い。与四球の割合は7・8%でまずまずのコントロールを見せたが、並外れたものではなかった」とやや辛口評価。21、22年の連続最多勝、最高勝率最優秀防御率のタイトルには触れず、「通算成績の方がわずかだが良く、防御率3・08、奪三振率は17・1%を残している。2年連続でそこそこのシーズンだった」とした。
青柳のNPB9年の通算成績は154先発、61勝47敗、防御率3・08。「数字を見る限り、マイナー契約にとどまる可能性がある」と同サイト。現行のポスティングシステムの説明として「2500万ドル(約37億5000万円)以下の契約になる可能性が高く、その場合の(阪神への)譲渡金は総額の20%になる」とも記した。メジャー球団との交渉期限は米国時間の来年1月17日。