阪神・岩崎 来季も60試合以上登板!園児と交流 登板数に応じた玩具寄贈「夢中に遊んでくれてうれしかった」西宮市の幼稚園
阪神・岩崎優投手(33)が5日、西宮市立浜脇幼稚園を訪問し、玩具の寄贈式に出席。阪神では2005年~09年の藤川球児以来となる3年連続60試合登板を視野に捉え、社会貢献活動の輪がチーム全体に広がることを願った。
マウンド上では鉄仮面を貫く左腕も、20人園児の無邪気な姿を前に笑顔は隠せなかった。自身のシルエットが的に描かれた「ターゲットゲーム」で交流。「岩崎投手を忘れて夢中に遊んでくれてうれしかったです」と話すほど、プレゼントは園児の心をつかんだ。
西宮市や地元の静岡市清水区の幼稚園、保育園、児童福祉施設などにシーズン登板数に応じた金額分の玩具を21年から寄贈。今年は120万円(60試合登板×2万円)相当をプレゼントした。出番が増えるほど子どもたちの笑顔も増える。藤川監督が持つ鉄腕記録に迫る中、「変わらずやっていけたらいいなと。1年間普通にいたら、少なくとも50(試合)には乗ってくると思う。(去年、今年と同じくらい)その近くにはなるんじゃないですか」と来季も60試合以上の登板を目指す。
今季は若林忠志賞を受賞し、球団からは4年目を迎える社会貢献活動などが評価された。自身はOB能見氏から引き継いで活動をスタートした。「もうちょっと早くやれてても良かったかなというのはある。早すぎるとかそういうことはない。なんでもいいんでやってほしいなと思いますね」。キャリア問わず、若手にも社会貢献活動が浸透することを願った。
指揮官から来季の守護神起用を示唆されてプロ12年目に臨む。「(子どもたちにも)岩崎さんが来たというのにもなるので続けていきたいですね」。勝利のために腕を振り、子どもたちに夢を与え続ける。
◆阪神投手・3年以上連続60試合 阪神投手で3年以上連続60試合登板を記録したのは藤川球児の4年(2005~08年)が最長。続いて福間納(82~84年)、中西清起(85~87年)が3年連続で記録している。