阪神ドラ4町田 金本氏のような大砲になる!縁感じる鉄人と同じ誕生日、ドラフト4位 2000安打目撃「今でも覚えている」
阪神は9日、大阪市内のホテルで新入団会見を行い、ドラフト4位・町田隼乙捕手(21)=BC埼玉=は背番号43に決まった。偶然にも4月3日生まれで、阪神などで活躍した金本知憲氏と同じ誕生日。他にも縁がある同氏のような大砲となることを目標に掲げた。
偶然の縁が重なった背番号に愛着が湧いた。町田が背負うのは「43」。担当の吉野スカウトから伝えられた時には、「あれっ?」と驚いた。
「僕、誕生日が4月3日なので。覚えやすいし。そういうふうに覚えてもらいたいと思います」
くしくも自身の誕生日と重なる数字だった。「たまたまかもしれないです」と笑ったが運命を感じた。プロの世界で目指すべき道しるべとなるような2桁でもある。偶然にも球団OBの金本知憲氏も4月3日生まれ。「息の長い選手ですし、体も強いので。そういうところで同じようなタイプの選手になりたいっていう気持ちでいます」と尊敬のまなざしを向ける。
幼い頃からずっとあこがれていた存在だった。2008年4月12日。神奈川出身の町田は家族で横浜スタジアムへ。金本氏の通算2000安打を目の当たりにしたのだ。「そのシーン、すごい印象に残ってるというか、今でも覚えている」。当時5歳の隼乙少年はその姿に心を奪われた。
また金本氏も町田と同じドラフト4位でプロ入り。21年間の現役生活で通算476本塁打を放った。町田は会見で「甲子園でバックスクリーンにホームランを打ちたい」と宣言。「バックスクリーン3連発っていうのもテレビでよく見ますし。やっぱり憧れがある」。金本氏のような大砲となり、夢をかなえたい。
自身の売りは「打てるキャッチャー」。「43と言えば(町田)となっていればうれしい」と、活躍して「43」を自分色に染めることも意気込んだ。目標は「開幕1軍」。バットでアピールし、金本ロードを歩んでいく。