阪神ドラ3木下 歩むメッセロード 同じ背番号54 6度開幕投手務めた助っ人のように開幕投手目指す

 「54」を披露する木下
 ポーズを取る木下(撮影・中田匡峻)
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 阪神は9日、大阪市内のホテルで新入団会見を行い、ドラフト3位・木下里都投手(23)=KMGホールディングス=は、かつてチームを支えたランディ・メッセンジャーと同じ背番号54を背負って、開幕マウンドに立つ近未来を思い描いた。

 メッセンジャーは2リーグ分立後球団最多タイの6度の開幕投手を経験。後継者となるべく先発希望を明言し、「目標としている伊藤大海投手も先発で開幕投手をされてますし、そこを目指して頑張っていきたい。まだイメージはないけど、なる早で」とさわやかな笑顔を浮かべて、大役へのあこがれを示した。

 即戦力として期待がかかり、藤川監督も壇上で「木下選手は剛腕。このイメージがピッタリ」と評価した。指揮官からの熱視線に、「藤川監督も真っすぐと分かっていても、打てないような球を投げられていた。球速の他にもいろいろあると思うけど、自分は160キロ、その先は日本最速を目指したい」とMAX156キロの直球に磨きをかけることを約束。「今日は木下が投げるから安心、と思っていただける投手になりたい」。力強い直球で虎党からの信頼を積み重ねていく。

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