阪神・ドラ5佐野 1日米10合ぺろりの大食漢「体重を増やしたい」ハングリー精神全開で開幕1軍へ

 阪神の新人6選手が10日、鳴尾浜球場で初練習を行った。ドラフト5位の佐野大陽内野手(22)=日本海L富山=はキャッチボールや打撃練習などに取り組み、「テレビで見ていたような選手と同じグラウンドで練習ができて、改めてプロ野球選手、阪神タイガースの一員になれたというのを実感しています」と初々しい表情で振り返った。

 前夜の虎風荘の夕食はどんぶりとすき焼きだった。独立リーグ時代から揚げ物や菓子パンのほか、1日米10合をぺろりと平らげる大食漢は「すごくおいしかった」と満面の笑み。「アマチュアとプロのボールは質が違う。今のままだと負けちゃう」。打球速度を上げるため、「体重を増やしたい」と力を込めた。

 すでにドラフト1位・伊原(NTT西日本)、同2位・今朝丸(報徳学園)、同3位・木下(KMGホールディングス)以外の6選手は虎風荘に入寮しており、プロの第一歩を踏み出した。「独立リーグ(出身)だからこそ早く入寮できているという面を生かして全ての面でレベルアップしたい」と佐野。ハングリー精神全開で、目標の開幕1軍へ突っ走る。

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