阪神・秦次期オーナー「日本人選手中心の骨太のチーム作りは不変」【一問一答】

 会見を終え、握手をする杉山オーナー(左)と秦雅夫次期オーナー
 会見であいさつする秦雅夫次期オーナー。左は杉山健博オーナー(撮影・田中太一)
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 阪神は13日、次期オーナーに阪神電鉄会長兼球団会長の秦雅夫氏(67)が就任すると発表した。来年1月1日付。杉山健博オーナー(66)は退任する。大阪市内で記者会見した秦氏は「身に余る大役、身の引き締まる思い」と率直な思いを述べた。代表権を持つ球団会長がオーナー職に就くことで異例だった“二頭体制”が解消される。秦氏との一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 (就任のあいさつ)

 「2年前に藤原前オーナーからタイガースの代表取締役会長を引き継ぎ、同じくオーナーを引き継いだ杉山オーナーと二人三脚体制で臨んできました。2人で来シーズンのことを話し合った結果、このタイミングでオーナー交代ということで意見が一致しました」

 (質疑応答)

 -率直な感想は。

 「正直申し上げますと、8年ほど前に(阪神)電鉄の社長就任を引き受けた時よりもプレッシャーを感じている」

 -岡田前監督がオーナー付顧問としてサポートする。

 「選手、指導者として長きにわたりタイガースのためにご尽力をいただいたということは何物にも代え難く、その助言をいただきながらタイガースの未来を築いていってもらいたい」

 -チームの印象、期待することは。

 「藤川監督を迎えた今のチームは、リーグの覇権を奪回する力を持っていると確信している。選手一人一人が自らをより高みに引き上げて、総力を挙げてこれを実現することを期待している」

 -戦力補強やバックアップ態勢について。

 「8年前に据えた、生え抜きの日本人選手が中心となる骨太のチーム作りという編成方針は不変。(補強の)具体的な内容はチームの実情、課題を一番熟知しているフロントの方で考えている」

 (囲み)

 -杉山オーナーの就任時に“阪急タイガース”と言われたが、今回は生え抜きのオーナー。

 「2年前は藤原前オーナーが、長らく優勝から遠ざかっていた中で状況に応じてオーナーとして判断された。阪急や阪神とそんなことはあまり考えたことがない」

 -平常の体制になった。

 「従前に戻したということだと思う」

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