虎レジェンドが4・8聖地に集結! 球団創設90周年イヤー彩る夢のイベント開催

 阪神が球団創設90周年を迎える来季、球団史を彩ったレジェンドに甲子園へ集結してもらう複数のイベントを計画していることが19日、分かった。甲子園開幕戦となる4月8日・ヤクルト戦ではデイリースポーツ評論家の藤田平氏(77)、金本知憲氏(56)らが名前を連ねる「レジェンズスタメン」を発表する。始球式は岡田彰布オーナー付顧問(67)が務めるとみられ、球団は各OBに内諾を得ている。

 来春、夢のような光景が甲子園に広がることになった。田淵、掛布、岡田、金本、鳥谷…。来年は球団創設90周年のメモリアルイヤー。球団史を彩ってきたレジェンドが聖地に勢ぞろいする。

 球団内ではレジェンドに敬意を表し、その功績をたたえる企画を立案。節目の1年にふさわしいイベントを計画してきた。すでに各OBの内諾も得ているという。

 4月8日・ヤクルト戦の試合前に発表する「レジェンドスタメン」は、豪華なラインアップだ。捕手は聖地の空に美しい放物線を描いてきたホームランアーチスト・田淵幸一。ミスタータイガース・掛布雅之はホットコーナーの三塁を守り、通算2064安打を積み重ね球団野手初の名球会選手の藤田平は一塁に就く。

 二遊間コンビは人気者2人。二塁は1985年V戦士のトップバッター・真弓明信、遊撃はゴールデングラブ賞を5度獲得した名手・鳥谷敬が聖地に帰ってくる。

 外野には2003年、05年のV戦士がそろう。左翼は鉄人・金本知憲。1492試合連続フルイニング出場の日本記録保持者で、「アニキ」の愛称でも虎党に愛された男が久々に甲子園に姿を見せる。中堅は球団最多381盗塁の赤星憲広。右翼はタテジマ一筋22年プレーし、“代打の神様”としても親しまれた桧山進次郎が選ばれた。

 そして、始球式は希代の名将・岡田彰布オーナー付顧問が務めることが有力だ。選手、コーチ、監督としていずれもリーグ優勝を経験し、15年ぶりに阪神の監督に復帰した2023年には悲願の日本一を届けた。虎に愛され、虎を愛した男が聖地のマウンドに立つ。「4・8」は来季の甲子園開幕戦でもある。聖地で初めて指揮を執る藤川新監督の背中をレジェンドが押してくれるに違いない。

 今後も球団内ではさまざまなイベントを企画。先人が紡いできた歴史を次代に継承し、伝統の重みをかみしめる。虎党にとって忘れられない、特別な一日となりそうだ。

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