阪神・桐敷 28年ロス五輪出場に意欲「もちろん目指していきたい」圧倒的オーラのオリンピアンたちに触発

 阪神の桐敷拓馬投手(25)が26日、大阪市内のホテルで行われた関西運動記者クラブ選定の「第68回関西スポーツ賞」表彰式に出席した。今季最優秀中継ぎに輝き、今回は特別賞を受賞。出席した五輪メダリストらに刺激を受け、野球が復活する2028年ロサンゼルス五輪で日本代表入りすることを熱望した。

 同じ壇上に名だたる五輪メダリストたちが並ぶ。表彰式を終えた桐敷は目を輝かせ、感激した様子で口を開いた。

 「実感はないですけど、オリンピック選手とか、テレビで見ている人たちがいっぱいいるという感じですね」

 表彰式後には今年のパリ五輪男子10メートル高飛び込み銀メダリストの玉井、21年の東京五輪空手女子形銀メダリストの清水さんと談笑する場面も。「『お疲れさまでした』と『おめでとうございます』っていうことは言わせていただきました」。普段なかなかない他競技のスペシャリストたちとの交流をうれしそうに明かした。

 「経験というか、そういうのをたくさんされている方なのでそこは違うな」と感じた圧倒的なオーラの違い。一流選手たちと言葉を交わし、自然と五輪という舞台にも憧れが湧き出た。

 「4年に1度っていう、スポーツをやっている人は誰しもが目指す場所というか、やっぱりメダルっていうのはあると思うので。そこへ自分も頑張っていきたいなと思いますし。オリンピック選手とか、そういう方々と同じ場所に立てるようにというか。そういうふうにはなっていきたい」

 桐敷は昨秋の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ」で日本代表に選出。野球人生で初めて日の丸を背負った。その中でも「自分が大学生の時に東京オリンピック見ていましたし。やっぱりオリンピックってすごいな、いいなっていう目で見ていました」と五輪にはずっと特別な思いがある。

 くしくも次回大会の28年・ロサンゼルス五輪では野球が復活する。「そこに今度自分が立てる可能性があるっていうのはもちろん目指していきたいです。そこまで頑張っていきたい」と目指したい場所だ。

 今季は70試合登板を果たし、初のタイトル・最優秀中継ぎにも輝いた。壇上では「来年もしっかりチームの戦力になってもう一回優勝、日本一というところにいって、関西をもっと盛り上げられれば」と宣言。来季もさらなる飛躍を遂げ、世界の大舞台にも近づいて行く。

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