阪神は２７日、ドミニカ共和国出身のラモン・ヘルナンデス内野手（２８）＝メキシカンリーグ・モンクロバ＝と来季の契約を締結したと発表した。単年契約で推定年俸３０万ドル（約４７００万円）。背番号は９５に決まった。

　ヘルナンデスは球団を通して、「タイガースから日本でプレーする機会をいただき、感謝するとともに非常にうれしく思います。歴史ある甲子園球場で素晴らしいファンの皆さんの前でプレーできることをとても楽しみにしています。私の能力を信じて契約をしてくれたタイガースに感謝し、優勝に向けてチームの勝利に貢献できる様にベストを尽くしたいと思います」とコメントした。

　ヘルナンデスはメジャー経験こそないが、身長１９３センチ、体重１０２キロの大型内野手。今季はメキシカンリーグで８２試合に出場し、打率・３１３、２２本塁打、７１打点を記録した。守備位置は主に一、三塁を守り、左翼や右翼の経験もある。前川、井上、野口らと定位置を争うことになる。

　阪神はジョン・デュプランティア投手（３０）とも合意間近。ネルソン、ヘルナンデス、ビーズリー、ゲラ、育成選手のマルティネス、ベタンセス、アルナエス、コンスエグラを含めて、来季の外国人選手は球団史上最多９人となる。

〈ＷＨＯ’Ｓ　ＷＨＯ〉

　ラモン・ヘルナンデス（Ｒａｍｏｎ　Ｈｅｒｎａｎｄｅｚ）　１９９６年３月２日生まれ、２８歳。ドミニカ共和国出身。１９３センチ、１０２キロ。右投げ右打ち。１３年７月にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、傘下の１Ａ、２Ａなどでプレー。マイナー通算で打率・２６６、５３本塁打、２７０打点。メジャー経験なし。メキシカンリーグでは一、三塁を守り１Ａ、２Ａ時代に外野経験がある。