阪神・才木 メジャー志向表明で複雑な思い 藤川監督の気遣いに「申し訳ない」 佐藤輝と「投打でチームの中心に」
阪神・才木浩人投手(26)が27日、将来的なメジャー挑戦を表明したことに対し、理解を示してくれた藤川球児監督(44)に「申し訳ない」と恐縮しながら、思いを受け止めた。同じくメジャー志向を明かした佐藤輝明内野手(25)は「そういう発言をしてくれたのはありがたい」と感謝した。2人はこの日、サンテレビ「熱血!タイガース党」にそろって生出演した。
指揮官の気遣いに頭を下げた。20日の契約更改で球団へメジャー挑戦希望を伝えたと明かした才木。「ああいう発言をして。ああいうふうに出て、監督にああいう発言をさせてしまったのは申し訳ない」と陳謝した。
今季は25試合に登板して自身初2桁となる13勝3敗、防御率1・83と好成績を収めた。契約更改後の会見では「(メジャーに)20代後半、28、29歳とかで行けたらベストだと思っている」と思いを語っていた。
チームにとって欠かせない選手だけに、周囲の反響は大きかった。それでも24日には藤川監督が「どんどん高い目標を作らないと伸びていけない」と理解を示してくれた。騒動が大きくなったことに複雑な思いを吐露しつつ、指揮官の言葉に感謝した。
この日は、同学年の佐藤輝とサンテレビ「熱血!タイガース党」に生出演。今季は2人だけのお立ち台は4月21日の中日戦(甲子園)の1回だけだった。「一緒に上がれたらいいと思いますし、結構助けてもらっている印象があるので。強欲に、投げる試合は全部2人で立てるくらいの感じになりたい」と共演増を熱望した。
9年目を迎える来季。「(佐藤輝と)投打でチームの中心になっていきたい。しっかり引っ張っていくような存在になれれば」。シーズン中は個人的な夢は胸の奥にしまい、同学年コンビでV奪還に貢献する。