阪神・藤川監督 年末年始は“動画チェック三昧” コーチからの意見「『何それ』とはできない」新指揮官としての責任感
阪神・藤川球児監督(44)が5日、YouTubeなどで選手のプレー動画をチェック三昧(ざんまい)の年末年始を過ごしたことを明かした。
11月の就任後、慌ただしい日々を過ごしてきたが、「クリスマスぐらいで仕事が終わったので、そっから先は時間があって。1日か2日、ゆっくりしていたら、次に向かいたいと思って」と“正月休み返上”。「選手のプレーだったり、守備のうまさだったりを見るようにはしましたね」と春季キャンプへ向けて個々の能力の把握に努めた。
「コーチから何か意見が出たときに、自分が知っておかなければいけないというための予習ですね。『去年、こんなプレーの時に』となった時に、『何それ』とはできないんでね」。新指揮官としての責任感が、年の瀬から今も続けているという“画面上視察”につながった。
チェック項目の一つでもあった守備面は近年の継続課題でもあるが、「本当に、人工芝の球場と違って難しいから。(失策が)全て勝って負けてにつながるかというと、決してそうではない」と見解を示した。
「昨年の映像とか、それ(失策)がどうチームに響いてきているかというのも、口で言うより、ちゃんと見て。今シーズン、その場面に出くわした時にどうしていくかという対策だと思うので」。膨大な量のプレー映像も堅守猛虎の礎となる。