阪神 今年も1、2軍合同紅白戦 平田2軍監督「いろいろ推薦できる」沖縄に全員集合のメリット生かす
阪神が2月8、9日に1軍キャンプ地の宜野座で3年連続となる1、2軍合同紅白戦を開催することが9日、分かった。
春季キャンプ第2クール終盤。開幕1軍へのサバイバルがスタートする。平田2軍監督は鳴尾浜での新人合同自主トレを視察し、実戦でのアピール合戦に期待。「今朝丸以外はみんな、独立リーグや社会人を出てる選手たちばっかりだから。アピールしたくて、うずうずしてる選手ばっかりでしょ」と意欲あふれるルーキーズの胸中を代弁した。
22年まで務めた前回の2軍監督時代は、沖縄・宜野座と高知・安芸の分離キャンプだったが、今は沖縄に全員集合している。「一緒のところで、沖縄でやってるって利点はたくさんあるんでね。いいよね」。メンバー入れ替えに長距離移動が不要のメリットを、生かさない手はない。
「紅白戦だけじゃなく、オープン戦でも。ちょっと今調子良いからこの試合で使ってみてくださいよ、とも言えるし。どんどん(藤川)監督とコミュニケーションを取っていって。いろいろ推薦もできるかな」。2軍キャンプ地の具志川から1軍実戦へ、積極的に“金の卵”を売り込む姿勢を見せた。
雪もちらついた鳴尾浜で、極寒に負けず汗を流す新人9選手に頼もしさを感じつつ、自身も3年ぶり4度目の2軍指揮官の役職に闘志を燃やしている。「マグマが、グーッとね。マグマ大使になるよ!!ふつふつふつとね、いつ爆発するのか」と“勝男節”がさく裂。手塚治虫の名作漫画に絡めて、若手育成への責任感を示していた。