阪神・ドラ1伊原 照準は2・15楽天戦 藤川監督マイペースのススメも「アピールしないといけない立場」
阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が9日、2月中旬の対外試合での登板に意欲を示した。この日、球団から春季キャンプの日程が発表され、「そこでアピールできるような状態に持っていかないといけない」と約1カ月後を見据えた。
雪もちらつく寒さの中で、鳴尾浜での新人合同自主トレ2日目を終えた。少し顔を赤くしながらも「体の動きは悪くない」と調整は順調。藤川監督は8日に「焦っても意味がないでしょう」と“マイペース調整”を勧めたが、即戦力左腕はやる気に満ちあふれていた。
一つの目標になるのが2月15日の練習試合・楽天戦(宜野座)。ここ2年は富田や石黒など、社会人卒の新人たちが2月中旬に実戦デビューしている。首脳陣やトレーナーとの相談にはなるが、「自分の持っているものを出すっていうのが一番」と登板に意欲をのぞかせた。
社会人1年目には1月からブルペン入り。2年目も投手陣で最後だが、1月の下旬にはブルペン投球を開始した。2月に本格的な実戦となるが、「前倒しで(投げる)っていう経験は一応ある。そんなにビックリするほど早い調整になるという感覚はあまりない」と自信を見せた。
とにかくモチベーションが高い。「やっぱりアピールしないといけない立場」。1年目の大目標である、開幕1軍と新人王に向けても、早期デビューを狙う。