阪神・坂本 3・28照準!2年連続開幕マスク&広島小園封じで開幕星 合同自主トレで始動「同じようにやられるわけには」

 阪神の坂本誠志郎捕手(31)が10日、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムでヤクルトの中村悠平捕手(34)や山田哲人内野手(32)、広島の小園海斗内野手(24)らと合同自主トレを始動させた。今年の開幕戦は3月28日に敵地で行われる広島戦。2年連続の開幕マスクをつかみ、小園を徹底マークしながら、今季こそは女房役として開幕勝利へ導く。

 白く冷たい息を吐きながら、坂本が2年ぶりに松山での自主トレを始動した。「技術練習もトレーニングも、どっちもちゃんとやってもらえるんで」。捕手として中村に弟子入りし、山田や小園などからも打撃技術を吸収して成長につなげたい。そして、その先にあるのが3月28日の開幕・広島戦(マツダ)だ。

 昨年は自身初の開幕マスクを任されたが、勝利に導くことができず。スタメンとしての初勝利まで4試合かかった。「そら絶対に勝った方がいいと思うし、負けていいってことはないと思う」。藤川監督に開幕から初勝利をプレゼントすることができれば、チームも流れに乗ることができる。

 そこで鍵になるのが自主トレ仲間の小園だ。昨季は阪神戦で打率・292とコンスタントに結果を残された。「甘い球はなかなか自分のミットに収まることはない」。積極性があり、カウント球は簡単に仕留められる。コイ打線の中心を担うだけに、仕事をさせないことが勝利への近道となりそうだ。

 「去年もいっぱい痛い目に遭っている。プロ野球だから、毎回同じようにやられるわけにはいかない」

 その一方で技術の共有は惜しまない。「プロ野球界のレベルが上がることにもつながる」と、この期間は戦友となる。この日もロッテの松川ら後輩捕手にキャッチング技術を熱心に助言。「試合になったら真剣勝負。でも、こういうところでは聞けることはいくらでも聞いて、勉強して帰りたい」。午前10時から午後5時までのハードワークを無駄にはしない。

 藤川政権となり、自身にとっても変革の一年になる。「チームの中心になって野球をやっていきたい。藤川監督になって1年目、しっかり責任感を持って野球をやらないといけないなと思っている」。当然、目指すのは正捕手の座。まずは、開幕戦で広島打線をリードで苦しめ、ウイニングボールを指揮官に届ける。

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