阪神の中川勇斗捕手（２０）と井上広大外野手（２３）が１２日、鹿児島県鹿屋市の串良平和公園屋内練習場でＤｅＮＡ・牧秀悟内野手（２６）や西武・古賀悠斗捕手（２５）らとの合同自主トレを公開した。

　合同自主トレ初参加の阪神・中川はＤｅＮＡ・牧を質問攻めにしていると明かした。「右打者といったら牧さん」と弟子入りを志願。「下半身の使い方が下手くそなので。自分の課題としている変化球の打ち方、（打席で）踏み込む左足の壁も自分から聞いている」と貪欲に牧イズムを吸収中だ。

　練習は超ハード。バットは約２時間、振りっぱなし。それでも「キツいですけど、充実しているので来て良かった」と表情は明るい。牧も「器用というより天才系なのかな。面白い選手」と中川に興味津々の様子だ。

　中川は捕手のレベルアップにも励んでいる。西武・古賀やトレーナーから下半身の使い方を助言され、反復練習で強化。昨秋キャンプから外野に挑戦中の２０歳は「本職のキャッチャーで上（１軍に）に上がりたい」ときっぱり。「牧さんの前でいいプレーをして、成長している姿を見せたい」と恩返しを誓った。