阪神・豊田「今年も1年が勝負」参加濃厚1軍Cで進化見せる 秋のMVP「春がダメなら意味がない」
阪神・豊田寛外野手(27)が14日、甲子園で自主トレを行い、初の1軍キャンプスタートが濃厚な春季キャンプでの昨秋に続くMVP級アピールを誓った。快晴の下、黙々と汗を流し、「まだ宜野座に行ったことがないので行ってみたい。今年も1年が勝負。結果にこだわってやっていきたい」と意気込みを語った。
昨秋キャンプは紅白戦計3試合で8打数5安打と大暴れ。「危機感が結果に表れたという意味では豊田」と藤川監督からMVPに選出され、期待値は一段と高まった。
それでも慢心はない。「もう終わったこと。春のキャンプでダメだったら意味がない」。オフは速球に対応するためスイング始動を早めることを意識。「シーズンが始まると結果がほしくて当てにいったりすると思うので」。基礎を固めつつ、進化を目指している。
年始は神奈川県内のグラウンドでオリックス・福永と合同自主トレ。13日から関西に戻って練習を継続しており、キャンプ初日からアピールするため、コンディションを万全に仕上げていく。
「最初が大事だと思っている。キャンプで(過去に)結構ケガをしてしまっているので、気をつけてやっていきたい」。昨季はプロ初安打を放ったが、不完全燃焼の1年。「毎年『今年ダメだったら…』という思いでやっている。悔いがないようにやることを心がけている」。背水の決意を胸に刻み、沖縄でも躍動する。