阪神・森下 ソフトバンク・山川から打撃の極意 野球談議3時間 ただただ飛ばすことに注力
阪神の森下翔太外野手(24)が14日に沖縄・久米島でソフトバンク・山川穂高内野手(33)の自主トレに参加し、極意を学んだことが15日、明らかになった。
野球トレーニング施設を経営する「株式会社Rebase」の池田則仁代表(33)は、自身の知り合いづてに実現したという。2人は初対面だったが、13日の夜にはバーベキューで食事を共にした。「3時間ぐらいずっと野球談議をしていました」と池田氏。内容は股関節の動かし方、バッティング中の意識など多岐にわたった。
14日は午前9時から午後5時まで練習を行った。「3割30本塁打」の目標を掲げる森下に、本塁打王に4度輝いた山川がその極意を注入。午前中は池田氏も「かなりきついと思う」と話すほどのハードなトレーニングに取り組み、パワーを出すために大事だという股関節をメインに鍛えた。
午後は3時間半のフリー打撃で打ちまくった。「今の時期は技術よりまず飛ばす」という山川の考えから、ただただ飛ばすことに注力。山川がお手本を見せながら助言を送り、「足裏の母指球の使い方とかマニアックな話もしていました」と池田氏は話した。
山川は「シーズン中からソフトバンクの近藤らと、みんなで『森下いいね』と話していた」とも明かしていたという。今季は4番を背負うことが濃厚な森下は、昨季全試合4番で出場した山川に「自分の考えを明確に」とも助言を送られた。山川イズムがさらなる飛躍へのヒントになるかもしれない。