阪神“球児改革” 寮生&満24歳以下に外食届け出制 春季C期間中 禁煙に続く第2弾は食育環境の強化

 練習前、円陣を組む阪神ナイン(撮影・田中太一)
 阪神・藤川監督
 青空の下、先乗り合同自主トレをスタートした阪神ナイン(撮影・中田匡峻)
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 “球児改革”の第2弾だ。阪神が春季キャンプ期間中、若手選手に宿舎での食事を推奨し、外食を届け出制とする方針であることが29日、分かった。藤川球児監督(44)の意向が反映されたとみられ、寮生と満24歳以下の選手が対象となる。食育環境の改善・強化が狙い。指揮官は就任後の昨年11月からチーム活動時の「全面禁煙」を導入するなど、覇権奪還に向けてグラウンド外でも改革を推し進めていく。

 キャンプインを前に若手選手へ「外食届け出制」が伝えられた。対象は寮生と満24歳以下となる大卒2年目や高卒6年目まで。藤川監督は1カ月のホテル生活で食事の大切さを根付かせようと考えたようだ。チーム活動時の全面禁煙に続く“球児改革”の第2弾。私生活にも踏み込んで、球団を変えようとしている。

 外食が“悪”というわけではない。球団関係者は「栄養士もずっと(チームに)ついていて、指導のもとで食事を提供している。だからいい栄養が取れるはず」と説明。選手寮と同様に、宿舎でもバランス良く食事をさせることが狙いだという。

 満24歳以下という年齢制限にも理由がある。「大卒2年目ぐらいまでは指定強化というのがある。それぐらいで年齢を区切った」と球団関係者。対象選手は19年度ドラフト1位の西純らの世代がボーダーラインとなった。

 強制的な“外食禁止”というわけではない。家族との食事や野手会、投手会の開催時などは、球団に申請さえすれば許可される。全ては選手のレベルアップを願ってのこと。「強制ではなくて、栄養の行き届いた食事をして、練習に励んでくださいということ」(球団関係者)と決定に至った理由を明かした。

 藤川監督は就任後、昨秋キャンプからチーム活動時の「全面禁煙」を実施。宿舎などのプライベート空間では喫煙が認められるが、先乗り自主トレが行われている「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」でも、選手エリアの喫煙所は撤廃されていた。

 春季キャンプでも1軍、2軍という呼称は廃止して宜野座組(1軍)、具志川組(2軍)という言葉を採用。岩崎や糸原ら実績組は具志川スタートではあるが、宿舎は宜野座組と同じにするなど、より良い環境を提供するように配慮してきた。

 そして、今回は食事面にも目を向けた。「栄養士からの指導を今までもやってきたけど、食育強化と食事への意識をしてくださいというところ」と球団関係者は語る。1カ月の長丁場。無事にキャンプを完走するだけでなく、シーズンでもコンディションを維持するための取り組みが行われる。

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