阪神新外国人・ヘルナンデス 一、三塁かぶる大山、佐藤輝らに挑む 日本でプレー「一つの夢」 入団会見

 入団会見を終えてシーズンでの活躍を誓うヘルナンデス(撮影・立川洋一郎)
 入団会見後の取材に応じるヘルナンデス(撮影・立川洋一郎)
 入団会見に臨むヘルナンデス(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)=メキシカンリーグ・モンクローバ=が29日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。守備位置は主に一、三塁で右翼と左翼の経験もあるが、ポジションが約束されたわけではなく、前川らとレギュラーを争う立場。メジャー経験のない助っ人が全力プレーを信条に掲げて、“ジャパニーズ・ドリーム”の実現を誓った。また、育成外国人のジーン・アルナエス内野手(22)=も入団会見に臨んだ。

 海を渡りタテジマに袖を通して、高鳴る気持ちを抑えきれなかった。「チャンスをくれた球団にすごく感謝しているし、うれしい気持ちでいっぱい。一つの夢がかなったなと思うよ」。ドミニカ共和国出身で昨季までメキシコでプレーしたヘルナンデスにとって、日本でのプレーは以前からのあこがれだった。

 新天地に身を置いて、「日本の野球はすごく強い印象」とリスペクト。阪神に21年から2年間在籍したメル・ロハスJr.とメキシコでチームメートとなり、「彼からも『日本のレベルはすごく高いよ』『いいところだよ』っていうのを聞いてた。自分も意識し出して、テレビで見たりした」と情報収集していたことを明かした。

 「WBCでも優勝しているし、そういう選手たちと対戦できることはすごく心待ちにしているよ」。巨人・戸郷、大勢、中日・高橋宏ら、ライバルとなる“世界一メンバー”を打ち崩す近未来を思い描いた。メキシカンリーグからDeNAに復帰したバウアーとは、対戦経験はないというが、「すごくいいピッチャーなので、ぜひ対戦したい」と挑戦状を突きつけた。

 ただ、まず求められるのはレギュラー獲りだ。主に守ってきた一塁と三塁には、クリーンアップに指名されている大山と佐藤輝が鎮座。外野も前川や井上といった勢いのある若虎が、定位置を狙う。勝負したいポジションについては明言を避けたが、「監督に言われたところで100%を出せるような準備をして、チームに貢献することしか考えてない」と決意を示した。

 昨季はメキシカンリーグで打率・313、22本塁打、71打点の成績を残して、阪神と推定年俸30万ドル(約4700万円)で単年契約。「全力でやることが一番。しっかり全力で準備をして、夢を見つけるところでもあるので、実現できるようにしたい」。控えで終わるわけにはいかない。与えられた背番号95を輝かせて、猛虎で必ず成功を収める。

 ◇ラモン・ヘルナンデス(Ramon Hernandez)1996年3月2日生まれ、28歳。ドミニカ共和国出身。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。13年7月にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、傘下の1A、2Aなどでプレー。マイナー通算で打率.266、53本塁打、270打点。メジャー経験なし。メキシカンリーグでは一、三塁を守り1A、2A時代に外野経験がある。

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