阪神 ジェット風船を実証実験 3・9巨人&4・13中日戦 ファンの意見集め再開判断 20年から中止

 阪神は29日、ジェット風船演出の実証実験を行うと発表した。甲子園球場で開催される3月9日のオープン戦・巨人戦と、4月13日・中日戦の2試合が対象。新型コロナウイルスの影響で20年シーズンから中止となっていたが、実験後にファンの意見を集約して再開の可否を慎重に判断する。

 甲子園球場に「風物詩」が帰ってくる。今回の実証実験では当該2試合の来場者に、ジェット風船と専用ポンプのセット一つずつ配布。飛沫(ひまつ)対策のために風船は口ではなくポンプで膨らませ、配布した風船のみ飛ばすことを求めた。球場内には回収ボックスを設け、再資源化にも努めていく。

 今回の実証実験について、阪神タイガース事業本部長の西山氏は「再開を望むお客さまの声が多くなっているのは事実です」と説明した。23年5月に新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行されて以降、広島、ソフトバンク、DeNA、楽天、西武が専用ポンプを使用するジェット風船を再開。1試合4万人以上が集まる甲子園球場では、浜風の影響も強く慎重な協議が続いていた。

 今回の実証実験は七回の阪神攻撃前に限って行う。その上で来場者、ファンクラブ会員などにアンケートを実施し、再開の需要や改善点を探る。同氏は「あくまでファンの声を聞いた上で判断したい」とし、本格的な再開は早くても26年シーズン以降を予定。今回は限定復活となるが、6年ぶりに風船が聖地上空を舞う。

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