阪神・森下 己を貫く“オレ流”調整「淡々とやっていくだけ」4番としての初キャンプも重圧なし

 2・1を前にも、ぶれることはない。阪神・森下翔太外野手(24)が31日、“オレ流キャンプ”を過ごす考えを示した。4番として迎える初めてのキャンプにプレッシャーもあると思いきや「ないです」ときっぱり。藤川監督に見せたい姿を問われても、己を貫いた。

 「自分のやるべきことをただ淡々とやっていくだけだと思っているので、人のためにはやらないです。自分のために」

 キャンプでもやることは変わらない。「インサイドアウトを継続してやるだけ」。打率を上げるため、中堅方向への強い打球を意識する中で取り組んでいるのが、インサイドアウトのスイング。「その日の状態やバッティングの感覚で、より最適な練習方法を見つけてやっています」と試行錯誤している。

 打撃以外でもやるべきことは分かっている。先乗り合同自主トレでも「神経系だったり機能面だったり、野球の動きにつながるように」とウエートトレーニングを怠らず。体幹を鍛えるために、ウエートプレートやダンベルを持ちながらダッシュすることも。「体が忘れないように、ちょっとずつでも継続的に」と努力を惜しまなかった。

 キャンプでは紅白戦や対外試合など実戦の機会もあるが「関係なくとは言わないですけど、2月、3月にめちゃくちゃいい成績を残しても仕方ない」と森下。「ある程度アピールはしないといけない」と話しながらも、「結果とかはどうでもいいです」と言い切った。自分自身と向き合い、実りのある1カ月にする。

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