阪神・秦オーナーが訓示 Ｖ奪還厳命「主力選手にはキャリアハイ、若い選手には新たに主力に」
「阪神春季キャンプ」（２日、宜野座）
阪神・秦雅夫オーナー（６７）が宜野座キャンプの練習前に、ナイン、首脳陣、スタッフへ約５分の訓示を行った。球団創設９０周年を迎え、２年ぶりのリーグ優勝を厳命。「昨シーズンあと一歩で連覇を逃した経験を踏まえて、今シーズン優勝を目指して、まずは戦い抜いてもらいたい。そして勝ち抜いてもらいたい」と熱っぽく語りかけた。
新総帥は今季のペナントレースも混戦になると予想する。「勝ちきるためには選手一人一人が自らの役割を認識して、なすべきことをなす。この姿勢を徹底することが大切」と力説。戦力の底上げの必要性も訴え、「主力選手にはキャリアハイ、若い選手には新たに主力になること、戦力になることを目指してほしい」とゲキを飛ばした。
藤川監督とも意思疎通できている。前夜の会食では「ハツラツとした印象を受けた」と振り返り「シーズンの戦い方について、前向きに率直に話し合った」とうなずく。
今年１月１日付で新オーナーに就任。宜野座には初日から訪れ、この日は具志川組も激励した。今後も積極的に現場に足を運び、チームに適切な助言を送っていく。
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