阪神・デュプランティエが明かした日本愛 憧れはイチロー氏&ダルビッシュ、お気に入りの日本語「シランケド!」
今季加入した外国人選手を紹介する「新助っ人襲来」。今回は阪神のジョン・デュプランティエ投手(30)を取り上げる。17日に来日後初めて登板したライブBP(実戦形式の打撃練習)では最速154キロを計測し、打席に立った打者を「怖い」とびびらせた。先発ローテ入りを狙う右腕の素顔に迫ると、意外な日本人選手の名前も飛び出した。
◇ ◇
◆生まれ
1994年7月11日。米国デラウェア州のニューアーク。「そんなに住んではなかったのであまり覚えてないですけど、フィラデルフィアが近いので、冬は雪が降って寒く、夏は暑くて湿気が多い。すぐにテキサス州のヒューストンに引っ越した」
◆家族構成
父、母、妹、弟。未婚。
◆覚えた日本語
すでにたくさん習得済み。「オネガイシマス。ソウデスネ。イイネ。カタイ。一番のお気に入りはシランケド!誰から教わったかは秘密で(笑)」
◆趣味
ゴルフ、釣り、ドミノのカードゲーム。「ゴルフは楽しいので。ベストは94。友達が周りにいて誘われたら、釣りにも行きます」
◆野球との出合い
6歳の時。「友達と遊びたかったから始めた。最初のポジションはライト。アメリカだけかもしれないけど、まだ新人の子は『とりあえずライトを守っといて』って言われることが多いので」
◆憧れていた選手
イチローとダルビッシュ。「なぜか分からないけど、日本人の選手が好きだった。外野をやっていた時はイチロー選手に憧れた。高校でピッチャーを始めてからはダルビッシュが好きになった。テレビでしか見たことなかったけど、7年前のアリゾナ州のスコッツデールでキャンプの時に運転してて、止まってパッて右を見たら、偶然ダルビッシュ選手が車で運転していて。向こうは知らない人でも『おうっ』ってあいさつする習慣があるので、そういうのはありました。ちゃんとはお会いしたことはないです」
◆投手転向
本格的に投手転向したのは17歳の時。「成長して、体が大きくなって、肩も強かったので。セカンドとかをやっていたけれど、『それだけ肩が強いんだったら、もうピッチャーしたら?』って言われて転向した」
◆メッツ時代、藤浪とチームメート
「いい仲だった。彼はすごい努力家で真面目で優しかった」
◆チームメートからの呼び名
デュープ。「ファンからもそう呼んでほしい。アメリカでも大体の人からデュープって呼ばれる。ジョンって言われたら変な感じがするので」
◆練習熱心
「練習は好き。たまに頑張りすぎて疲れることもあるけど、ファンの声を聞くとまた頑張ろうとなる」
◆アピールポイント
「一番は真っすぐ。球速を上げながらどうやって実戦でいい真っすぐを投げていくか。あとはカーブも得意球なので、その二つが自分の強み」
◆好きな日本食
鶏のラーメンと梅干し。「焼き鳥屋さんで出た鶏のラーメン。焼き鳥がのっていて、スープも鶏からとっていてすごくおいしかった。あとは梅干し。酸っぱいのが好きなので」
◆日本での理想像
「一番はイニングをたくさん投げたい。あとはなるべくチームの勝ちに貢献できたら理想的。自分が投げている姿を見て、ファンの人とか周りの人が楽しんでくれたり、期待してくれるんだったらなおいい」
【デュプランティエの春季キャンプ】
宜野座組のデュプランティエは1日からブルペン入りし、20球を投じた。4日には2回目のブルペンで藤川監督、安藤投手チーフコーチと話し合う場面もあった。
第2クール初日・6日の練習は体調不良で欠席したが、翌日にはストレッチやジョギングなど軽めのメニューで練習復帰。8日にはビーズリー、ネルソン、石井のブルペンを見学するなど研究熱心な一面も見られた。
9日にはブルペン投球を再開し、立ち投げで23球。12日には動作分析システム「マーカーレスモーションキャプチャー」を使用し、投球練習を行った。第4クール3日目の17日には来日後初のライブBPに登板し、最速154キロを計測。安藤投手チーフコーチからは制球力の改善を求められながらも、「強い球を投げられていた」と評価されていた。
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