阪神は結婚相手と一緒~命の限り愛することを誓いますか?
教え子たちの中で勉学とともにアルバイトに精を出している学生が多いが、実はボクも英語講師のかたわら結婚式で牧師の仕事をしている。
カナダに居た11歳の頃から、新聞配達をはじめ、いちご畑の管理、カンツリークラブの掃除、レストランの厨房といろんな職種を経験してきたけれど、先日、兵庫・芦屋の式場で務めた牧師の仕事はお気に入りの仕事。
若い男女の前に立って、2人の愛を一緒に祝うことができ、幸せになるお手伝いができるから。2人の結婚生活は、たくさんのいいことが待っている一方、つらいことや試練にも遭遇することでしょう。
結婚することと、チームのファンになることは意外に共通点が多いことに気づきました。最初は一目ぼれした彼女のことを全部知りたくなる。どんな性格なのか、今まで何をしてきたか。彼女のことが分かるにつれて、どんどん愛が強くなっていく。
しかし実際、付き合うようになれば思うようにいかないこともあり、ケンカすることもあるでしょう。ただ、困難な時こそ、腹をくくって一緒に居続ける。なぜだか分からないけど、結局いつも好きになったことは正解だと思ってしまう。
実は、ここで言う彼女とは阪神タイガースのこと。ボクの結婚の話ではなく、ファンとして経験したことです。みなさんも、同じような経験があるのではないでしょうか?
金本阪神3年目「今年は優勝」と春先から応援していますが、そう簡単にはいきません。もちろん一喜一憂しながら、秋には優勝することを信じてこれからも追い続けます。
共感してくれたあなたに問いかけます。「あなたは、この球団を愛し、敬い、慰め、助け、命の限り、愛することを誓いますか?」
◆トレバ-・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年初めて来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」(http://www.thehanshintigers.com)で阪神情報を配信中。