夏の疲れ吹き飛ぶ美女2人の癒やしの笑顔 心も胃袋も大満足

 chonさん(左)と店主meeさんの名コンビ
 めっちゃおいしいウインナー
 週替わりカレー
3枚

 大阪の台所と言われてきた黒門市場の近くに美人店主の立ち飲み店があると聞き、おやじ記者はのこのこと出掛けた。日本橋「STAND mee(めぇ)」がそれ。うまいアテとお酒と、店主の笑顔にハマり、気がつけばメロメロ状態に。夏の疲れを癒やしてもらった。

 ◇   ◇

 「黒門市場にいいお店がありますよ」

 こっそり教えてくれたのは、オリックスファンで近鉄グループ社員の“大ちゃん”。立ち飲み好きで会社帰りにちょこちょこ寄っているらしい。持つべきは友。しかも、その目に狂いはなかった。

 外国人観光客にもみくちゃにされ、汗だくになりながらたどり着くと、そこはおやじ天国。2人の美女が歓迎してくれ、カウンターには見た目からしておいしそうな料理が並んでいる。

 店主のmeeさんは難波や今里で展開している名店「ひでぞう」グループで修業した元看板娘。「少しかじっとこ」とOLも経験したが、この道13年の経験を生かし、昨年7月7日にオープンした。おっとり系のchonさんに対し、meeさんはぱっと見はツンとした感じだけど、どちらも美人、ともに笑顔が素敵だ。

 料理は和食、韓国、中華、タイ料理風とバラエティー豊富。定番の人気メニューはクリームコロッケ(300円)とアジフライ(450円)だとか。アジは安価な丸アジではなく、刺し身用の平アジの半身をぜいたくに使っており、肉厚があって食べ応えがある。なるほど今年の「Meets 7月号」に掲載されたのも納得だ。

 「料理はあきられないように日々工夫してますよ。“これ、昨日のやろ”と言われるとしゃくですからね」

 客の年齢は20代から70代。女性もいるが中心は40代から50代の男性で独身、既婚者が半々ぐらいだそう。毎週金曜は「カレーの日」として男性陣の心はもちろん胃袋もがっちりとつかんでいる。

 「週替わりでいろんなカレーを出しますよ。甘エビの頭を300匹焼いて煮込んでダシ取って、つぶしてとか。普通にキーマカレーとかも」。聞いてるだけで、生ツバもの。今度は金曜日に来てみよう。

 2人の趣味は旅行と食べ歩き。「今年も社外研修と称し、タイや沖縄に行きました。沖縄では食器を買ったり、食材を送ったり」。旅から戻るとタイフェア、沖縄フェア、北海道フェアなどを開催するという。

 お酒は日本酒、焼酎、ビールにワインも備えているが、今の時期はフレッシュチューハイ(各400円)がおすすめだ。マスカットや桃などをふんだんに使い、果汁が一杯。岡山生まれのおやじ記者もうれしくなり、グイグイおかわりした。

 「もともと私がシロップが嫌いだったので生にしました。50~60代の方、ビタミン不足なので、これで補ってくださいね」。この優しさに素敵な笑顔。店を出るころには夏の疲れが吹き飛んでいた。

 ◆「STAND mee」 大阪市中央区日本橋2の12の23 近藤ビル1F。近鉄・大阪メトロ「日本橋駅」から徒歩4分、南海「なんば駅」から徒歩8分。営業時間は午後5時~深夜0時、日曜営業、定休日は火曜日(加えて不定休あり、8月は16、17日休業)電話なし https://www.facebook.com/STAND‐mee‐155087441704785/

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