【チャンピオンズC】レモンポップ 初の1800メートル戦も主役譲らない 2023年JRAダートG1完全制覇へ
「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)
冬の桶狭間で行われる砂の頂上決戦。史上4頭目となる同一年のフェブラリーS&チャンピオンズC制覇を狙うレモンポップが主役を担う。秋初戦の南部杯が圧巻の大差V。王者の走りに注目だ。
新たなるチャレンジの始まりだ。フェブラリーSを制し、今年のJRAダートG1完全制覇を狙うレモンポップ。秋初戦の南部杯は後続に2秒もの大差をつけて勝利した。地力、スピードは断然。ただ、今回は一つ高い壁が立ちはだかる。
マイルでG1タイトルを2個獲得したものの、デビューからの主戦場であり、最もハイパフォーマンスが出せるのはダート7F戦。ただ、今回はキャリア14戦目にして初となる1800メートル戦での勝負。田中博師は「果たしてどんなレースになるのか。かなりのチャレンジ」と手探りであることを強調する。
課題克服に向けて、少なくとも状態に関しては万全の態勢を敷く構えだ。1週前には美浦Wで長めから追われ、併せたセブンデイズ(5歳障害オープン)を完全に子供扱い。「日ごろから長めを追うだけでなく、いろいろ取り組んできた」と指揮官。「体形の前後のバランスの悪さが問題で、1800メートルを走るには心配な材料だった。ただ、以前はお尻が高かったけど、夏を越してキ甲が抜け、前が立派になったことで、前後のバランスが取れてはきている」と成長度をアピールした。
抜群のレースセンスと、持ったままでライバルを置き去りにする天性のスピード。そこに馬体面の成長で一段とパワーが備わったとなれば、1Fの距離延長もあっさり乗り越えて不思議はない。
〈1週前診断〉坂井を背に美浦Wで7F96秒6-11秒7(馬なり)。直線で内に潜り込み、最後まで相手に合わせる余裕の走り。追えばいつでも突き放す勢いがあり、スピード、切れの良さが際立った。馬体もパンパンに張っており、出来は文句なし。
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