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【POG】ナムラクララはりんどう賞へ「一歩ずつ良くなってくれれば」(栗東発)

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 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 14日の中京新馬戦(芝1400m)はナムラクレアの半妹ナムラクララ(牝、長谷川)が3番手追走から直線で抜け出してV。レースを振り返って、師は「(父が)アドマイヤマーズに変わって距離をこなしてくれました。上手に走ってくれて、イメージに近いレースぶりでした」と納得の表情。「この血統ですし、期待値は上がりますね。まだ成長の余地を残す走りでしたが、センスがあって現状でも結果を出せたのは良かったです。芯が入ってくればマイルでもやれそうですし、一歩ずつ良くなってくれれば」と今後のさらなる成長を期待した。次走はりんどう賞(10月5日・京都、芝1400m)を予定している。

 同日のききょうSはスリールミニョン(牝、高橋康)が最後方から直線一気の差し切りVを決めた。西岡助手は「前走の新潟2歳Sの経験を踏まえて、今回も控えて脚をためて折り合い重視で運びました。クラシックを目指すなら、そういう競馬を覚えていかないといけないと思いますので」と回顧。「2~3番手からのイメージでしたが、馬場の悪いところでの進みが悪くあの位置からに。それでも永島Jがこの馬とずっとコンタクトを取ってきていたこともあり、慌てずに冷静に運んでくれました。直線で馬場のいい外めへ出したら、素晴らしい脚で伸びてきてくれました」と成長と鞍上の好騎乗を高く評価した。次走については「ファンタジーS(11月2日・京都、芝1400m)、阪神JF(12月8日・京都、芝1600m)などが候補になりそうです。その点を踏まえつつ、これからオーナーと話し合って決めたいと思います」とコメントした。

 ダリア賞4着のサニーサルサ(牝、高橋康)は永島Jでりんどう賞へ。前走について、西岡助手は「左回りは合わなかったですね。外枠だったこともあり、ずっと外へモタれていました」と敗因を分析。「口向きの課題はありますが、リフレッシュをした効果で落ち着きが出て良くなっています。右回りで見直したいですね」と巻き返しを期待した。

 函館2歳S10着のエメラヴィ(牝、松永幹)もりんどう賞を予定。8月24日の新潟新馬戦(ダート1200m)を勝ったモカラマーズ(牡、高柳大)は、なでしこ賞(10月20日・京都、ダート1400m)に向かう。(馬サブロー栗東支局・塩手)

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