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【菊花賞】ウエストナウ 反撃リハ 史上初1勝馬Vへ西村淳と今こそG1奪取の時 佐々木師「水っぽさ抜けた」
「菊花賞・G1」(20日、京都)
キャリア4戦目で3冠最終戦に挑むウエストナウは17日、栗東CWで単走。ラストはしっかりと伸びて、好気配を伝えた。久々の前走こそ粗削りな面を露呈して11着と大敗したが、叩いた上積みも十分。枠は4枠8番に決定。史上初となる1勝馬による菊制覇に向け、態勢万全だ。同じく1勝馬アレグロブリランテも美浦Wで活気十分の動きを披露。大外8枠18番から一発を狙う。
反撃へ-。態勢は整った。ウエストナウは西村淳を背に栗東CWで単走追い。進みがひと息で全体時計が6F84秒7と遅くなったが、佐々木師は「1頭だとハミを取らない」と苦笑い。それでもゴール前は機敏に反応し、ラスト1Fは11秒9。「もう少しやっても良かったけど、ジョッキーも“ガス抜きができている”と言っていたから悪くない。先週に一番時計(6F77秒1)を出しているし」と納得の表情だ。
既走馬相手のデビュー戦を好時計で勝ち、続く京都新聞杯はスタンドに物見して外へ逃避しながら2着と能力の高さを示した。ただ、4カ月半ぶりだった前走の神戸新聞杯は11着。久々に加え、初めて経験する渋った馬場にも手を焼き、指揮官は「特異な馬場でキャリアの差が出た。走れていない」と振り返る。1回使った効果に触れ、「前回よりも締まっているし、水っぽさは抜けた」と変わり身を見込んだ。
管理したキズナの産駒で迎えるクラシック最終章。「操縦性の良さが似ている。体形がマイラーなのに長い距離でも平気なのもキズナと一緒。距離は大丈夫と思う」。そう言ってダービー馬と姿を重ね、「乗りだしが1月18日。普通なら半年以上、成長が遅れているのに、こういう舞台に上るまで来られた」とキャリア4戦目のG1出走を喜ぶ。「7、8枠は嫌だった。ど真ん中でちょうどいい」と歓迎する4枠8番から大駆けを狙う。
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