プロ野球 オープン戦残り全72試合を無観客で開催へ 斉藤コミッショナー「苦渋の決断」
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本野球機構(NPB)は26日、都内で臨時の12球団代表者会議を開催。オープン戦の残り72試合、春季教育リーグを無観客で行うことを発表した。
対象となるのは2月29日~3月15日に開催予定の全72試合で、斉藤惇コミッショナーは「苦渋の決断です」とコメント。NPBは「現在の国内の状況を踏まえ、さらには今後の感染拡大の防止という観点からの判断であることを、ご理解いただきますようお願いいたします」とした。
24日に、新型コロナの感染症対策専門家会議が、感染の拡大スピード抑制のためには「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を発表。オープン戦も通常の開催ではなく、プロ野球界も大きな決断を迫られる事態となった。
巨人は25日に29日と3月1日のオープン戦(いずれも東京ドーム、対ヤクルト)を無観客で行うことを発表していたが、全ての試合を無観客とすることで一致した。
ここまでのオープン戦では応援のジェット風船の使用禁止や、「手洗い」「咳エチケット」の協力を呼びかけるなどの措置がとられていた。