巨人・坂本がプロ初の三塁スタメンで美技!同点を阻止するファインプレーに笑顔 九回にダメ押し弾も

 4回、サンタナの三塁ゴロを処理する坂本(撮影・佐々木彰尚)
 2回、坂本は中前打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「東京ヤクルトスワローズ2-5読売ジャイアンツ」(7日、神宮球場)

 プロ入り初めて三塁でのスタメン出場となった坂本勇人内野手が、四回にファインプレーで同点を阻止。勝率5割復帰に大きく貢献した。

 村上の右越え適時二塁打で1点を返され、なおも2死二塁の場面。サンタナの打球が痛烈なゴロとなって三塁線を襲った。だが坂本はバックハンドで飛びつきながらキャッチ。すぐさま体勢を立て直して一塁へワンバウンドで送球し、アウトにして見せた。

 笑みを浮かべながらベンチへと戻った坂本。ここまで遊撃で好守を連発してきたベテランが、新たなポジションでも高い守備力を発揮した。それでも「比較的まだ、難しいのは飛んできていないので。これからじゃないですか」と語った坂本。三塁守備は「人生で初めてです」と明かし、「(景色は)まったく違うものでした」と率直な心境を明かした。

 原監督も「救ったと思いますね」と絶賛したチームの窮地を救うプレー。神宮のスタンドからは大きな拍手が送られた。体調不良で5日に特例2023で登録抹消されていた坂本はこの日から1軍に復帰。「やっぱり彼にずっと離脱してほしくない」という指揮官の考えもあり、本職で動きのハードな遊撃ではなく、「5番・三塁」で出場した。

 1点リードの九回には左中間へダメ押しの2ランを放った坂本。攻守で欠かせない存在感を見せつけ「1試合、1試合、本当に大事なので頑張ります」とCS進出を見据えた。ヤクルトを下しての勝率5割復帰。頼れる男が新たな働き場所で帰ってきた。

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