空手・東京五輪代表 染谷真有美が現役引退「心が満たされ、もう戦いを望んでいなかった」
空手女子組手61キロ級の東京五輪代表・染谷真有美(29)が30日、現役引退を発表した。
全日本空手道連盟を通じて「昨年12月に競技生活を引退することを決めました」とコメント。「東京オリンピック後、2022年は『やりたいことを全てやり切ってから引退を考えよう』という思いと共に、国際トレーニングキャンプに参加したり、姉の香予とお互いにコーチをしながら世界を転戦してきました。全てを終えたとき心が満たされ、もう戦いを望んでいなかったことから引退を決意しました」と決断に至った思いを明かした。
今後については「当面、現役を続けている姉の練習パートナーをメインに、空手指導や普及活動と両立しながら、サポート企業であるファイテン株式会社でお仕事をさせていただきます」としている。
茨城県古河市出身の染谷は、5歳から空手を始め、花咲徳栄高、帝京大を卒業。兄の隆嘉(たかよし)、姉の香予(かよ)と競技生活を続けた。21年東京五輪代表。