ホーム芸能

 文字サイズ

勘九郎に第2子!「波野家は最強」

2012年12月28日

 焼香する中村勘九郎(右)と中村七之助=東京・中央区の築地本願寺(代表撮影)

 焼香する中村勘九郎(右)と中村七之助=東京・中央区の築地本願寺(代表撮影)

拡大写真はこちら
うつむいて中村勘三郎さんの葬儀会場へ向かう前田愛=東京・築地本願寺(撮影・開出 牧)

 関係者によると、愛夫人の妊娠がわかったのは今年8月。闘病中の勘三郎さんにも朗報は届けられたという。デイリースポーツの「お父さんも楽しみにされていたのでは」という質問に、勘九郎は「そりゃもう…」と、言葉を詰まらせた。妊娠に義父・勘三郎さんの看病や死去などが重なったが、赤ちゃんは順調に育っている。性別はまだわからないが、新たな家族を迎える勘九郎は本葬後の会見で「波野家は最強だということを続けていきたい」と、家族のきずなを強めることを宣言した。

 12月は京都で公演中だったため、勘三郎さんが亡くなる前後は東京と京都を往復する日々だった勘九郎と七之助。11日の密葬には出られず火葬にも立ち会えなかったが、2人は「逆に(斎場に)行けなかったのがありがたかった」と口をそろえた。歌舞伎は“肉体の芸術”と言われるだけに、体とともに芸も消えてしまうことになる。七之助は「とても見ることができなかったと思う」と思いを明かした。

 これからは、自分が大黒柱に成長しなければならない。勘九郎は「これからは父が愛した厳しい歌舞伎の道を、しっかり前を向いて進むしかありません」と、未来を見据えていた。

前ページ12



芸能ニュース