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日本サッカー伝説の試合、NHKで放送

2013年6月20日

 1968年10月、メキシコ五輪サッカーの3位決定戦で活躍する釜本(共同)

 1968年10月、メキシコ五輪サッカーの3位決定戦で活躍する釜本(共同)

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 日本が2‐0で開催国のメキシコを破ったこの試合は当時、日本では朝7時台から8時台にかけて後半の一部が生中継された。同日夜のダイジェスト番組でも、釜本氏の2ゴールなどハイライトシーンが紹介されたのみ。その後も国内に映像が存在しないため、試合の全てが放送されることは一度もなかった。

 テレビ放送60年を迎え、Jリーグ発足から20年たった今年、NHKがこの試合の映像を探したところ、メキシコの民間放送局「テレビサ」の倉庫で試合の映像を収めた2インチのフィルムが見つかった。90分間のカラー映像で、8万人を超える大観衆のほとんどが地元・メキシコを応援する超アウェーの中、躍動する日本イレブンの姿が鮮明に映し出されていた。五輪のアーカイブ映像を扱う機関に使用許可を取って放送権を購入。伝説の一戦が、フルタイムでよみがえることになった。

 「伝説の名勝負‐」では、この一戦を通常の試合のように実況するスタイルで放送。“サッカー実況のカリスマ”と称された元NHKアナウンサー・山本浩氏(60)が実況し、解説者として釜本氏と対戦相手だったメキシコ代表の選手も出演。自らのプレーを徹底分析しながら、裏話などを交え、激闘の全ぼうを明かしていく。

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