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東京五輪に暗雲…汚染水問題説明不十分

2013年9月6日

 ブエノスアイレスで初めての記者会見をする、東京五輪招致委の竹田恒和理事長(右)と日本体協の張富士夫会長=4日(共同)

 ブエノスアイレスで初めての記者会見をする、東京五輪招致委の竹田恒和理事長(右)と日本体協の張富士夫会長=4日(共同)

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 質問したある記者は「疑問に答えていない。証拠としてデータを示すべきだ。何かを隠しているように感じる」と指摘。五輪専門サイトの英国人編集長、ダンカン・マッカイ氏は「IOC委員の中には東京ではなく福島の状況を問題視している人がいる。それに十分言及せずに支援は得られないのでは」と厳しい見方を示した。

 福島第1原発の汚染水漏えいについて、ブエノスアイレス入りしたあるIOC幹部は「汚染水漏れ問題の影響は非常に大きい。マドリードがかなり巻き返している」と指摘した。

 やや優位に終盤を迎えた東京だったが、招致委内部からも「政府の対応を説明できるように準備すべきだった」との声が漏れるなど、苦境に立たされはじめた。

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