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薬師丸ひろ子 コンサートに不安あった

2013年10月12日

 鈴鹿ひろ美とはひと味違う美声を披露した薬師丸ひろ子=東京都渋谷区のオーチャードホール

 鈴鹿ひろ美とはひと味違う美声を披露した薬師丸ひろ子=東京都渋谷区のオーチャードホール

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 久しぶりのパフォーマンスに加えて、「あまちゃん」人気で全国に浸透した鈴鹿の音痴キャラクターも不安のタネ。「桁外れの音痴という役でしたので、お客さまが来てくれるかどうかと思ってました」とチケットの売れ行きを心配するほどだったという。

 しかし、ふたを開ければ大阪、東京での4公演、合計6500枚のチケットは完売だった。「(音程が)移ろわないようにと心に決めて」立ったステージでは「セーラー服と機関銃」や「探偵物語」などのヒット曲を含む21曲を披露。昔と変わらぬ美声は「あまちゃん」のクライマックスで鈴鹿が「潮騒のメモリー」を見事に歌いこなすシーンのようだった。

 トークでは節々に「あまちゃん」ネタをちりばめた。毎朝、放送を見ていたそうで「『あまちゃん』の後の『あさイチ』で井ノ原(快彦)さんが『薬師丸さんは音痴じゃないですよ』と言ってくださって、何度手を合わせたことか」と感謝。歌の合間にのどをうるおす時にも「“鈴鹿スペシャル”は食物繊維が豊富で、のどに引っかかるんで、これは水ですから」と笑わせた。

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