ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音（２７）との不倫騒動の渦中にあるタレント・ベッキー（３１）が事実上、休業することが２９日、分かった。レギュラー番組の出演を見合わせることで所属事務所とテレビ各局が調整し、ほぼ合意した。ベッキーは心身ともに仕事を続けられる状態になく、また番組への騒動の影響を考慮したもので、調整でき次第、ベッキーも休養する方向だ。

　不倫騒動の代償はさらに大きくなった。

　契約していた１０社のＣＭは放送もインターネット動画も全てなくなり、契約終了も続出。現時点で今後の契約が未定なのは４社のみだ。レギュラー番組には出演してきたが、一転、所属するサンミュージックからの申し入れで、出演見合わせが続々と決定した。

　所属事務所はこの日、「現在、番組出演については調整中」と説明。テレビ局関係者らによると、事務所スタッフが各局への事情説明に回り、当面の出演取りやめを申し入れ、話し合っているという。事務所側は、本人が心身共に出演を続けられる状態でないことに加え、これ以上、出演番組に迷惑をかけるわけにいかないことも考慮したようだ。

　各局で事情が異なる上、事情説明がこれからの局もあるとみられ、全番組での出演見合わせは決定していないが、全番組で了承が得られ次第、ベッキーはそのまま休養する方向になっている。

　出演見合わせが判明したのは「世界の果てまでイッテＱ！」など日本テレビ系の３番組、フジテレビ系（関西テレビ制作）「にじいろジーン」、テレビ東京系「ありえへん∞世界」の５番組。各局とも「所属事務所サンミュージックから申し出により、当面の間、出演を見合わせることになった」と説明した。他番組も同様になるとみられる。

　「にじいろ－」はきょう３０日から出演を見合わせ、カンテレ関係者によれば、代役は立てないという。

　テレビ各局との合意を受け、今後、ベッキーの休養期間などを所属事務所内で協議することになる。