人間ジュークボックス・深見東州氏がZeppダイバーシティで熱唱
2015年4月17日
人間ジュークボックスの異名を持つ深見東州氏が、8日と10日の2日間、東京・お台場のZeppダイバーシティ東京でコンサートを行い、大盛況のうちに幕を閉じた。東京芸術財団が主催した今回のコンサートは、8日が「グループサウンズ&フォークの一人祭典!!」で、10日は「全部オリジナル曲コンサート!!」。2日間とも観客総立ちとなる盛り上がりで、春のお台場が深見氏の歌声で彩られた。
ド派手に登場
桜が咲いた後にもかかわらず、冷たい雨が打ち付けるあいにくの天気となったが、会場の中は深見氏の歌声で、まさに〝春満開〟といった雰囲気に包まれた。
2日前には、会場を間違える人が出たため、開演を遅らせたが、10日のこの日は定刻通りに開始。ド派手なゴールドジャケットで登場すると、会場は一気にヒートアップした。
「1発目はモダンな仏様から入っていって、しばらく女心を追求したあと、男心を追求して、どこかで縁結びがあって…。そして大人の歌を追求して」とこの日のライブ構成を解説。その曲がすべてオリジナル曲なのだから、ファンにはたまらない。
ピンク・レディー
オープニングの「Power Light」のイントロが流れると、「仏様が降りてきた設定」として、色とりどりの風船が舞い降り、会場に集まった1127人がいきなり総立ちに。続いて「着替えるのも一つの芝居」と説明しながら、舞台上で沢田研二の「TOKIO」を思い起こさせる、真っ赤なジャケットに着替え2曲目の「シンドバッド」に突入した。
シンドバッドといえば、往年のアイドル・ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を思い起こさせるが、そんな期待に深見氏はきっちり応え、2曲目はピンク・レディー風に熱唱。その後も5曲目の「I lost my love」を忌野清志郎風に、「雨やどり」をさだまさし風に歌うと、会場も思わずその歌声に聞き入った。
それだけでは終わらない。なんと「甘酸っぱい恋」は、きゃりーぱみゅぱみゅ風に歌い、深見氏の芸の幅を感じさせると、「走れ北ギツネ」を、中島みゆき風に歌い上げ、万来の拍手を浴びた。
残りは武道館
ポップス、ロック、演歌など、あらゆるジャンルを歌い上げる深見氏に、観客のハートはわしづかみにされっぱなし。25曲目の「バンペイユ」を歌い一度ステージを後にしたが、当然アンコールが鳴り響き、再登場した。
「守護霊 Come to me」「永遠の旅人」「GAT MAN」の3曲を熱唱した深見氏は「まだまだたくさん曲はあるけど、残りは武道館で。人間は満足しすぎたらいかん」と話し、熱狂冷めやらないファンへ、武道館ライブでの再会を約束した。
新曲11曲を含む全28曲、3時間45分にも及ぶ深見ワールドに、ファンの中には涙する人も。〝人間ジュークボックス〟へ、惜しみない拍手がいつまでも送られていた。