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球児「感動」１０球団以上が獲得興味

2012年11月20日

　団野村氏（左）と共にアメリカから帰国した藤川（撮影・村中拓久）

　阪神からＦＡ宣言し、メジャー移籍を目指す藤川球児投手（３２）が１９日、成田空港着の航空機で渡航先のロサンゼルスから帰国した。現地ではドジャース、エンゼルスなど５球団の施設や本拠地を視察。メジャー球団の熱烈な歓迎ぶりに「感動しました」と笑みを浮かべた。

　憧れの舞台は環境面、待遇面でも“最高峰”だった。相手側からのオファーで面談を行い、チームの基本方針、環境面、伝統などを熱く訴えられた藤川。「チャンピオンを目指すために力を貸してほしいと言われたところもあれば、若手中心の編成だからチームを引っ張ってほしいと」。ＦＡ権行使を表明してから強行軍で米本土を巡ったが、新たな挑戦を前に疲労の色は見えなかった。

　移動中も必ずボールを握り、気候の変化などによる感触の違いを確認した。施設見学ではブルペンやトレーナー室などを重点的に見て回った。「新鮮です。今までタイガースに慣れきっていたので」。移籍を決断しなければ分からなかった新たな世界が広がっていた。

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