大中小　文字サイズ

球児が虎と決別宣言　ダルに助言受けた

2012年12月14日

　シカゴ・カブスの帽子を置き、笑顔で会見する藤川（撮影・西岡　正）

　阪神からＦＡとなり、米大リーグシカゴ・カブスと２年契約を結んだ藤川球児投手（３２）が１３日、都内ホテルで入団会見を行った。メジャー挑戦表明後、日本で会見を開くのは初。古巣阪神に感謝の思いを伝え、決別も宣言した。すでにレンジャーズのダルビッシュから助言を受けたことも明かし、世界へ飛び立つ覚悟と自信をのぞかせた。

　無数のフラッシュに自然と表情が崩れた。新天地でも袖を通すストライプのスーツを着用。球児は真っすぐと前を見据え「今日をもって阪神と別れというか、違う舞台で、今日を境にがんばっていきたい。新しい野球人生が始まるとワクワクしている」と、あふれ出る気持ちを口にした。

　カブスへの入団会見は、古巣へケジメをつける舞台でもあった。「１４年間、阪神タイガースでお世話になり、タイガースファンが偉大で心強く、数多く応援していただいた」。育ててくれた球団と虎党へ、感謝の思いを伝えた。

⇒続きを見る

1 2 3次ページ