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「ブルージェイズ1-0マリナーズ」(23日、トロント)
マリナーズのイチロー外野手(36)が、ブルージェイズ戦の五回に中前打を放ち、10年連続200安打を達成した。昨季、メジャー最長を樹立した自身の連続記録を更新し、回数でもピート・ローズのメジャー記録の10回に並んだ。大台まで残り2本で臨んだこの日は5打数2安打。今季64回目の複数安打で快挙を成し遂げた。
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少しだけ、口元を緩めてから右手でヘルメットを上げた。偉業を称える電光掲示板と総立ちになった敵地のファン。自軍ベンチで拍手する仲間たちの姿が見える。ブルペンからは万歳三唱の声が聞こえる。
「チームメートがみんな祝福してくれて、あ、喜んでいいんだ、って思いました。それでちょっとホッとしましたね」
本拠地で日米通算3500安打を達成した5日前はチーム状況を考慮して祝福を自粛した。08年と同じ惨敗のシーズン。その時は、批判的な報道が出たこともあっただけに「2年前のことがトラウマになっちゃってるからねぇ…」。でも今回は違う。喜びと安ど。一塁上のイチローが晴れ晴れとした表情で謝意を表した。
一気に決めた。大台まであと2本として臨んだ試合。三回の左翼線二塁打で王手をかけ、続く五回の打席で初球、高めの直球を中前へ運んだ。昨季、自身が樹立したメジャー記録を更新する10年連続の偉業。「簡単じゃないことは僕が一番知ってますからね。それなりの思いがある」と感慨にふけった。
「『運がよければ』って僕に失礼じゃないですか!」。イチローがそう言い放ったのは、01年3月29日、メジャー1年目のキャンプ最終日だ。その前日のオープン戦で対戦したメジャー屈指の左腕ハンプトンに関して「ハンプトンに失礼かもしれないけど、これだったら運がよければ打てるというのは感じましたか?」という質問が飛んだ時だ。
「まぁ、あの質問は一生忘れないですけど、10年後の今はヒットが出ないと、なんで出ないんですか、という質問に変わった。そういう状況を作れたのがすごくよかった。ちょっとした気持ちよさがある。最初は侮辱から始まりましたから」。10年の積み重ねが生んだ大きな変化だった。
その裏にあるのは卓越した技術。しかし、けがをしては意味がない。
分刻みで行う入念な準備、腹ごしらえで食べる7つの手羽とおにぎり、ベンチから守備位置までの41歩、守備位置で行うストレッチ…。変わらないものは数え切れないが、その一方で今季は、昨季まであったサプリメントのボトルがロッカーから消え、試合中に行うキャッチボールの距離が1・5倍に延びた。
イチローは体にいいもの、いいことだからと勧められても鵜呑(うの)みにはしない。自分にとって必要なものとは何か。自分の体を知り尽くし、取捨選択ができるその研ぎ澄まされた感性が強じんな体を作り上げている。
10回目のシーズン200安打はメジャータイ。通算4256安打の大記録をもつP・ローズに肩を並べた。「ぜひ超えてあげたいですね」。自信があるからためらいはない。イチローが高らかに11年連続200安打達成を宣言した。
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