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大友康平「東北に恩返ししたい」

2013年12月11日

特集ドラマ「かつお」の完成会見を行った(左から)芦名星、大友康平、梅沢富美男=東京・渋谷のNHK

特集ドラマ「かつお」の完成会見を行った(左から)芦名星、大友康平、梅沢富美男=東京・渋谷のNHK

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特集ドラマ「かつお」の完成会見に登場した大友康平=東京・渋谷のNHK

大友は仙台の東北学院大学時代からバンド活動を始めており「このドラマは、仙台放送局が作ることに意義がある。仙台でバンドを始めた縁もあり、何とか恩返ししたいと思っていた。ひとつ返事で引き受けました」という。

 震災から2年9カ月から経つが、大友はロケで目にした石巻市の印象をこう語る。「震災直後はまるで戦争に遭ったみたいでした。今は街は一見普通に見えるけど、一歩街から出れば、入り江とかに行けば、サビついた車が転がっていたり、漂流物があったり…そのあまりにも残酷なコントラストが…」と宮城の現状を訴えた。

 このドラマでもうひとつの注目は、大友の息子を演じる仙台市在住の嶺岸佑樹君。ドラマ初出演でナレーションまで努める重要な役だ。演出サイドは「東京の大手芸能事務所から選ぼうという話しもありましたが、やはり震災を経験した地元の子が」という理由で抜てきされたが、その演技にはドラマ初出演と思えないほどの“色”がある。

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