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勝利も課題…なでしこ攻撃陣奮起せよ!

 後半、空中で競り合う沢(右)(共同)
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 後半、空中で競り合う沢(右)(共同)

 「スウェーデン招待、スウェーデン0‐1日本」(20日、イエーテボリ)

 スウェーデン遠征中のサッカー女子日本代表は20日(日本時間21日未明)、ロンドン五輪1次リーグで同じ組のスウェーデンと親善試合を行い、1‐0で勝った。前半27分にFW永里優季(24)=ポツダム=が、18日の米国戦に続いてゴール。この1点を守り切ったが、追加点を奪えない攻撃面では物足りないでき。佐々木監督も「成果よりも課題が出た遠征だった」と総括した。チームは22日に日本に帰国する。

 良い勉強になったが、物足りなさも残った。「今回は成果よりも課題が出た遠征になったね」。佐々木監督は試合後、前向きに語るものの表情には危機感が漂っていた。

 7月2日の五輪メンバー発表前の最終強化の場。先発を18日の米国戦から8人入れ替えて臨んだ一戦では、1点リードの終了間際に「世界でもNo.1の平均身長」(佐々木監督)というスウェーデンに猛攻を食らったが、GK福元らを中心に守り切った。ロンドン五輪1次リーグで対戦する相手に守備陣の奮闘は「一番の収穫かもね」と語った。

 だが、攻撃面に課題を残した。「前半も後半も冷静にやれば、もう1点ぐらい取れたと思う」。指揮官が表情を曇らせたように、代表戦3試合連続ゴールの永里は好調も、頼れる“伏兵”が現れなかった。初先発のFW大滝に「まだまだ僕の心を揺さぶるものはなかった」と厳しい採点。FW丸山も持ち味を生かせなかった。

 大黒柱のMF沢にも不安が残った。後半開始から11年9月8日の北朝鮮戦以来となるキャプテンマークを付けての出場も、自身が「この前よりは良かったけどまだまだ」と語るように本調子には程遠い。他の選手に「ベストの状態を考えると、どうしても辛口になってしまう」という佐々木監督も、沢には「やれることをやっていた。前回よりは成長してくれたんじゃないか」と気遣っている状況だ。

 帰国後の23日にはカップ戦の千葉‐浦和、24日には大阪高槻‐日テレを視察予定。7月2日に迫ったメンバー発表に向け「予備登録の35人から、状況を確認しながら選考の最終準備をしたい」と指揮官。遠征での課題と収穫を糧に金メダルへの足場を固める。

(2012年6月22日)

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