釜本氏再登場!ザック采配メッタ斬り
2013年1月3日
ただ、選手にはインターナショナル(国際的)な選手なのか、ドメスティック(国内向け)な選手なのかで違う、という判断もあると思います。日本では通用するけど、アジアでは通用しないとか。アジアでは通用するけど、世界ではだめだとか。選手の質だよね。では、佐藤はどこの選手にあたるのか。失礼だけれども、佐藤がヨーロッパで1級品の中に入ってやれるのかはやってみないと分かりません。
こういう考え方は海外組、国内組というのとは違って、質の問題です。だから全部が全部、ヨーロッパに行っている選手がいいというわけじゃないんです。遠藤は今年で33歳になる。今野は30歳。入れ替えていかないといけないケースは出てきますよ。遠藤は06年のW杯からメンバーに入っているんだから。それから8年たつことになる。遠藤は「やれる」と思っているかもしれないが、バリバリの若いのが後釜の準備として出てこないといけません。
例えば、五輪に出た選手が入ってこないといけない。MFでは扇原貴宏とか。DFでは鈴木大輔が顔を出してきて、ポジションを取るぐらいの選手にならないとだめなんじゃないですか?10年(南アW杯)のままで、いつまでもやっていたのでは。
最終ラインでは2人の酒井、内田、長友がいる。吉田がいる。でも、今野の代わりは誰やとなる。伊野波、水本とかいますけど、そこがインターナショナルな選手か、ドメスティックな選手なのかということになる。まだ経験も積んでいない選手でも、可能性があるから素材を磨いていくわけです。探せばJリーグの中でもいるはずですよ。
鈴木は非常にいい。ロンドン五輪でチームの守備を固めていました。体をつくって磨いていけば、いい選手になれると思いますよ。そういう選手が14年W杯の対象になるのか、18年になるのか。18年には鈴木は20代後半になるんですが、それまでに経験をさせないといけない。レギュラーになれないかもしれないけど、宮市とか14年のメンバーに入って「W杯ってこうなんだ」と体験できればいいと思います。
国内のリーグが海外よりも注目されないというのは、同じタイプのチームが上の順位に来ているということも一因にあるかもしれません。広島に浦和、鳥栖もそうですが、骨身を削るのを惜しまず走るサッカーが結果を出しました。それがいけないというわけではなくて、そういうタイプばかりでは面白くなくなってしまうのはあると思うんです。いろんなタイプのチームがいないとね。
国内といえばG大阪もJ2に落ちてしまいました。3年ぐらい前に当時の西野監督に「選手の入れ替えをもっともっとしていかないといけない」と言ったことがあるんです。西野が来てからずっとやっているのは遠藤、明神、加地、二川。あとは外国人がちょっと前で変わってやる。最終節・磐田戦の先発平均年齢が29・2歳というのが、それを物語っています。
西野本人がいなくなったら今度は呂比須の監督就任ミス(編集注・呂比須氏がJリーグの監督を務めるのに必要なS級コーチの資格を持っておらずブラジルでの指導実績だけでは監督就任がJリーグに承認されなかった)。これはフロントのミスですよ。松波がポッと来たって、そりゃ無理。いかに下の世代でいい選手がいなかったかということです。
日本のサッカー界全体には、もっと進歩的な意見を聞き、風通しがよくなることを望みますね。そして、今までの概念というか、スケールを打ち破る若手が出てきてほしいです。
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