星野監督「知らん」楽天今季最多借金9
「交流戦、楽天0‐2中日」(24日、コボスタ)
爆発を待つしかないのか。星野楽天が23日に続く打線の沈黙で連敗し、今季最多の借金9となった。星野監督はつながらない打線に「分からん!もう知らん!」と語気を強めて会見場を去った。
安打数は中日より多くても、得点できない。昨年の破壊力は一向に戻る気配がない。「バラバラな打撃で打たされてるな」。六回には2死一、二塁とこの日一番の好機を迎えたが、主砲のジョーンズが補邪飛に仕留められた。
投手陣は勝ちパターンの西宮、福山を投入して2失点でつないだが、指揮官は先発の美馬にも苦言。「何度も見てきたら分かると思うけど、2死までいってあそこで踏ん張れない。しかも1割打者に…」。七回2死三塁、打率1割台の谷繁に打たれた右翼線適時二塁打を責めた。
二回無死一塁、和田の打球は岡島のグラブに当たってこぼれ、右前打となり、その後先制点につながった。「ライトフライを落としたら点になるよ」とあきれ顔。2桁の借金に王手となった日、さまざまな課題が浮き彫りになった。